レアメタル投資入門

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2020年あけましておめでとうございます&ネット銀行比較検討

 新年あけましておめでとうございます。当ブログもまもなく2年目になります。相変わらず更新頻度は少ないですが、引き続き書き続けていこうと思います。

 さて、今回は現在のネットバンクの金利、手数料などの比較を行いたいと思います。唐突かもしれませんが、理由は2つ。1つ目に、正月に実家に帰省した際、母から現在使っているネット銀行のサービス状況について相談を受けた点。2つ目が、正月に初心に帰るという意味合いがあります。私が証券口座を開いた理由に、学生時代に住信SBIネット銀行の口座を開設し、その流れでSBI証券を開いた経緯があるため、ネット銀行が私の投資のスタート地点なためです。

 

1.比較候補

 ネット銀行も数多いですが、今から口座を作るorメインで使用することを決めることを想定し、以下の候補を対象としました。

候補1:住信SBIネット銀行

 言わずと知れたネット銀行の大手であり、私の実質のメインバンクです。設立当時はサービスの良さで話題になりましたが、現在はさほどと言ったところでしょうか。ちなみに、口座開設した理由は次項で…

候補2:楽天銀行

 旧イーバンク銀行(これ言って分かる人どれだけいるのかな)です。楽天証券派の人はこっちをメインにしている人も多いのではないでしょうか。ちなみに、私はかつてイーバンクをメインに使っていたのですが、サービス改悪に伴い住信SBIネット銀行に移行しました。現在はサービス改善された模様です。

候補3:イオン銀行

 小売業グループによる銀行です。金利や手数料がお得…なように見えますが、調べたところかなり複雑な制度を取っているようです。

候補4:ソニー銀行

 ソニーグループによる銀行です。私の母はソニー銀行を利用しているようです。マネックス証券とも提携があるため、投資を行う人にも対応可能な銀行かもしれません。

候補5:SBJ銀行

 聞き慣れないかもしれませんが、韓国の新韓銀行出資による外資系銀行です。住宅ローンや海外送金に力を入れているようですが、それらは評価外とします。

候補6:GMOあおぞらネット銀行

 旧あおぞら信託銀行です。GMOクリック証券とも提携しているようです。正直なところ、住信SBIネット銀行の下位互換な気が…

候補7:じぶん銀行

 KDDI系列のネットバンクです。決済手段が豊富で、アプリによるデビット支払いやau WALLETプリペイドカード等、スマホ中心の決済手段に特化している銀行です。

候補8:セブン銀行

 セブンATMに特化した銀行です。サービスはシンプルで使いやすいのですが…

 以上をネットバンクの比較候補としました。また、地方銀行都市銀行とも比較するため、横浜銀行三菱UFJ銀行も並べてみました。

 

2.ATM手数料比較

表1. ネット銀行ATM手数料比較

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 まずはATM手数料の比較を行いました。なお、基本は市中のコンビニATMでの使用を前提としておりますがイオン銀行に限りイオンの利用も検討に入れました。また、「最大○回無料」という宣伝が蔓延っていますが、この表は最低回数を記載しています。

 無料回数が一番多いのはSBJ銀行で、次点で楽天銀行ソニー銀行という順序となりました。10回無料で固定というのは分かりやすくていいですね。手数料については110円のところが多い一方で、220円を課す銀行も少なくありません。イオン銀行の基本手数料で「B’Box」としているのは、イオン以外のATMで下ろした場合の手数料の記載が複雑化していて一概に言えないため、「ブラックボックス」扱いとしました。

 

3.預金金利比較

 表2 ネット銀行預金金利比較(2020年1月1日時点)

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 次にネット銀行間の金利の比較を行いました。普通預金、定期預金(3ヶ月、1年)をそれぞれ掲載しています。こちらもSBJ銀行が全項目1位となりました。なお、楽天銀行イオン銀行は提携サービスの利用状況によって金利が大幅に上昇しますが、この表では基本値(最低利率)を掲載しています。ATM手数料もそうですが、イオン銀行はサービスをひたすら複雑化させています。顧客の囲い込みをするためでしょうが、イオン銀行のメインユーザー層を考えると明らかに不親切と言えるでしょう。

 

4.各種サービス比較

 表3 ネット銀行各種サービス比較

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 デビットカード、外貨預金及びその他各種サービスの対応について比較してみました。SBJ銀行デビットカードに対応していません。また、じぶん銀行のデビットはスマホデビットのみとなります。

 外貨預金はセブン銀行以外が対応していますが、対応通貨はまちまちです。また、外貨預金を海外デビットや海外キャッシングとして引き出せるサービスも一部にはありますが、手数料が割高である等、必ずしもユーザーファーストなサービスでないことはお伝えしておきます。海外旅行のためにドルコスト平均法で買い付けたい場合は、別に預金口座から支払う必要は無く、買い貯めしておいた外貨をクロス売りすれば同じことができます。

 投資信託SBJ銀行セブン銀行以外ではグループ含めて取り扱いがあります。わざわざ銀行で買うことも無いでしょうが、証券口座を開くことに抵抗がある方はネットバンクで済ます手もあります。ただし、eMAXIS Slim等の優良な商品の取り扱いについては証券会社に劣るでしょう。

 

5.活用難易度と総評

 表4 活用難易度

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 ネット銀行の活用難易度について独断と偏見でまとめてみました。サービスがひたすらわかりにくいイオン銀行は難易度S級です。住信SBIネット銀行楽天銀行ソニー銀行等は自分にあったサービスを使いこなすことが求められます。各種ポイントや提携サービスを活用し、自分にあったネットバンクを選んでみてください。「そんなの関係ないから、お得な銀行は!?」という方にはSBJ銀行がいいかもしれません、シンプルに手数料が安く金利が高いです。それらのサービスの比較検討が苦手な方々は、地方銀行都市銀行の窓口でご相談ください。金利も手数料も極端な差など無いのですから、対人サービスが手厚い銀行を選ぶ選択肢もあることを忘れてはいけません。

 なお、母はソニー銀行を利用しているとのことでしたので、継続利用を推奨しておきました。ATM手数料無料回数が比較的多いのと、デビットカードを活用しているようなので引き続きの利用がお得であるという判断です。追加で口座開設するなら楽天銀行でしょうか。(イオン銀行は…ゲフンゲフン)

6.結言

 本記事ではネット銀行のサービス比較と私見について述べさせていただきましたが、ポイント還元率、振込手数料、ローン等紹介していないサービスも数多く存在します。何を優先するかは人それぞれですが、各々が満足する銀行サービスを受けられるようであって欲しいと思います。

 2020年が皆様方にとって良い年となることを祈りながら、終わらせていただきます。

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