悲報 鉱物資源マテリアルフロー2018が公開停止
ツイッターでも書かせていただきましたが、JOGMECにて公開されている「鉱物資源マテリアルフロー」の2018年版が昨年末に公開停止されていました。当該情報は2019年の3月に公開されていたものですが、12月18日になって何故か公開停止となっています。
悲報
— srin (@metal_resources) 2020年1月3日
JOGMECに掲載されている「鉱物資源マテリアルフロー2018」に誤りがあったため、掲載が停止されていた。誤りの詳細については不明だが、再公開には時間がかかりそう。
ここの資料はとても参考になるので重宝していたのだが‥
1.鉱物資源マテリアルフローとは?
鉱物資源マテリアルフローとは独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下JOGMEC)が毎年公開している鉱物関連の統計資料です
銅、鉛、亜鉛やレアメタルなど32鉱種を対象に、需給状況、動向等を調査分析し、鉱種毎のマテリアルフローを取りまとめた資料です。
鉱物資源の輸入形態から加工・製品化、リサイクルまでの一連の流れを知ることができます。…JOGMECホームページより
32鉱種とありますが、毎年全てが作成されているわけでは無いようです。
2.鉱物資源マテリアルフロー落札会社と価格
JOGMECが公開している資料ですが、作成は民間会社が行っています。
2016年から18年までは三菱化学テクノリサーチが入札していますが、19年版は神鋼リサーチが入札しています。入札価格が高いように見えますが、2015年版は神鋼リサーチが18百万円で入札しているようなので、会社の違いによるコスト差と思われます。一方で気になるのは、2019年版は一度落札者なし(不調)となっています。三菱化学テクノリサーチが入札に参加しなかった…と考えられます。正直なところ、2019年版の出来がどうなるのか不安です。
3.誤りの内容について
現時点では不明です。弊ブログでも鉱物資源マテリアルフローの2018年版は多用しているため、場合によっては修正を行う必要が生じるかもしれません。また、手元に一部資料はダウンロードしていますが、利用は当面控えることとします(非公開情報を公開することにもなるため)