マネックス銘柄スカウター(銘柄比較)を使ってみた。
2月22日にマネックス証券にて銘柄スカウター(米国株・中国株)機能が実装されました。これまで日本語のサービスで米国株を比較検討できるサービスが少なかったので、とても便利になります。
使い方はこれから探っていきますが、まず今日は銘柄比較機能を使い、みんな大好き石油銘柄を並べて遊んでみました。
表示することができる項目はそれぞれ以下の通りです。画面のスクリーンショットも併せて掲載します。
・株価(株価、売買単位、時価総額、市場、決算月)
・投資指標(実績PER、PBR、予想配当利回り、実績配当利回り、ROE、ROA、自己資本比率)
・業績実績(売上高・営業収益、営業利益、税引前利益、当期利益、1株当たり利益)
・直近四半期業績(同上)
・アナリスト業績予想(売上高、当期利益、1株当たり利益。いずれも今期と来期)
・アナリスト評価(レーティング、妥当株価、対株価乖離率)
・キャッシュフロー(営業CF、投資CF、財務CF、現金等)
・セグメント売上(売上高、売上構成比率)
・セグメント利益(利益、利益構成比)
注意しなければならないのは、セグメントについては各社の区分をそのまま用いているようなので、同業他社と直接比較検討できるものではないことでしょうか。また、全ての項目の掲載がされているわけでもないので、あくまで銘柄比較用と割り切ったほうがいいかもしれません。
ついでに石油銘柄の業績についても見ていきます。高配当好きに人気のエクソンモービル(XOM)、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)をはじめ、減収減益で画面が真っ赤になっています。オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)だけが業績を伸ばしていますが、これは昨年にアナダルコを買収したからでしょうか。…等というセクターの傾向に企業毎の事情を交えた簡易的な検討を簡易的に行えるので、とても便利です。
一方で、比較データをCSV化することはできないのでデータを他で利用する際は一手間必要ですし、銘柄の並び替え機能が無いのも地味に不便です。一度登録した銘柄は自ら削除するまでは記録されますが、複数の比較表を記録することもできないので、都度選ぶ必要があります。これら多少の不便はありますが、簡易的な比較機能と割り切れば十分便利ですが。
簡単な紹介となりましたが、便利なサービスだと思いますので、今後使い方を研究していきたいと思います。