ポートフォリオ公開と、今後の方針
今までの記事では目標とする運用方針やETFの紹介・分析を行ってきましたが、今回は私の現状のポートフォリオと、今後の購入方針について書いていきたいと思います。
1.2019年4月8日現在のポートフォリオ
私の保有銘柄一覧は上の通りです。ただし保有金額については当面非公開といたします。
現状はツッコミどころ満載としか言いようがありませんね。オールウェザーを目指すとか公言しておきながら、株式部分の比率が高すぎます。今年に入ってからTLT(米国長期国債)を買い増ししていますが、比率が全く足りていません。それ以上に、レアメタルどこ行ったと思うでしょう。まだコモディティどころか金さえ買っていません。理由ですが、今のポートフォリオを設計したのは運用方針がまだオールウェザーを意識していない時期であり、当時は株式7:債券3の比率が最適と判断したためにこのような形になっています。
また、キャピタルゲインに重きを置いたポートフォリオなので、TLTとABBV以外からほとんどインカムゲインは得られず、配当利回りは2%前後しかありません。
2.保有銘柄について個別説明
なぜその株式を保有するのかをきちんと考えた上で、文書化して記録することが大切とどこかで聞いたことがあります。備忘録も兼ねて、この場で購入目的と保有の理由について書き下ろしたいと思います。
ETF編
言わずと知れた長期国債ETF。株式と逆相関性がある優秀なアセットクラス。配当も高めだが、本命はリセッション時のキャピタルゲイン。
QQQ(インベスコトラストシリーズ1):
NASDAQ上位100ETF。構成銘柄の半分がFAAMGであり、事実上のハイテク総合ETF。ここ数年はS&P500をアウトパフォームしており、今後の活躍に期待。
小型株ETF。小型株は統計的に大型株よりリターンが大きいことから購入。QQQとIJRを合わせることで大型株と小型株をカバーできるので、組み合わせて運用。
ヘルスケアセクターETF。ヘルスケアセクターはリターンが大きいことから購入。配当は少なめで、どちらかというとキャピタルゲイン目的の銘柄。
エネルギーセクターだが、事実上は石油関連企業のETF。エネルギーセクターもリターンが大きいため購入。VHTと対象的に配当メインの銘柄。エネルギーセクターの値動きはS&P500の値動きとはあまり連動しておらず、資産分散の目的もあり購入。
個別株編
RTN(レイセオン):売上の9割が米国政府向けの軍事関連企業。宇宙開発、地政学リスク上昇、サイバー防衛系等諸々の理由により購入。個別銘柄だが、永久ホールド予定。
ABBV(アッヴィ):製薬業。割安で配当利回りが高かったので購入。運用方針が決まっていない時期に購入したので、時期を見て売却予定
SLB(シュルンベルジェ):石油掘削サービス業。原油価格が値上がりしていた時期に購入したが、原油価格下落とともに暴落し爆損。某所では2019年クソ銘柄20選にノミネート。時期を見て処分予定…と思っていたが、原油価格との相関性が高く、事実上のコモディティ銘柄でもあるため、ポートフォリオ設計が終わるまでは保留。
APTV(アプティブ):自動車部品メーカー。自動車用センサーや制御機器を作っており、自動運転関連銘柄として購入。昨年秋の株価下落で暴落したが、ある程度価格は戻してきた。この中では一番扱いに困っている。
個別株の保有目的が途中から意味不明になっていますが、明確な保有理由とそのチェックをしきれないためETFに切り替えた経緯があります。個別株は最終的にはレイセオン以外保有しない方針です。レイセオンを残すのは趣味です長期的に安定した経営をしているのと、代替するETFが無いためです(ITAは民間需要の比率が大きいためあまり買いたくない)
3.今後の購入方針
・毎日一定金額のドル転を続ける。米ドルを毎日一定金額購入し、一定金額に達したら買い増し…という今のスタイルを続行。
・レイセオン以外の個別株は次の運用方針が定まり次第処分。処分時に中期米国債ETFを入れ替わりで購入予定。
・コモディティ・金ETFについては設計が終わり次第購入。金についてはGLDやIAU等を第一に考えていますが、尖ったやり方も検討中…これは決まり次第記事にいたします。
以上が今後の大まかな運用方針です。相変わらず貴金属ETFを買う気配が無いですが、ポートフォリオの設計が終わり次第順次購入していく方針です。
[あとがき]
今回は普段の記事とは異なり取り留めのない内容となってしまいましたが、ポートフォリオ非公開の投資ブロガーというのも無責任な存在かと思い、公開にいたりました。また、金銀どころか鉱山会社株さえ買っていないというタイトル詐欺もいいところなブログであることを暴露してしまいましたが、商品選定を行いながら購入を考えていく目的で設立したブログなので、どうかお付き合いいただけたらと思います。